マレーシアは13年連続で日本人が居住したい国ランキングトップであることをご存知でしょうか。

Statiscaのデータによると、2023年10月現在、マレーシアには2万人近くの日本人が居住しており、そのうち1万3千人程の人がクアラルンプールに住んでいます。

 

 

その主な理由のひとつは、マレーシアの物価の安さにあります。そのため、日本に滞在するのに比べ、より多くのお金を節約できます。

多くの人はニューヨークやシドニーあるいはシンガポールのような首都に住むとコストがかなりかかります。

しかし、マレーシアは首都でありながら安く生活することができます。

それではクアラルンプールと東京ではどのくらい生活費が違うのかを比較してみましょう。

 

 

このシナリオでは、クアラルンプールの中心部に滞在することを想定します。

まず最初に、家賃について比較します。クアラルンプール市内中心部だと、50～55平方メートルのコンドミニアムのスイートルームや1ベッドルームはRM1500～RM2000で、専用駐車場、セキュリティー、共用ラウンジ、プールなどの設備が整っているため、かなり割安で住むことができます。光熱費は政府の補助金政策があるためかなり安くなっています。使用量や料金プランにもよりますが、月々RM100～200程度です。交通手段としては配車タクシー、公共の電車やバスなど多くの選択肢があり、平均的に月約RM125の費用がかかります。最後に、食費と原材料費は比較的安いです。

 

 

マレーシアとは対照的に、日本の月々の生活費は約12万円～15万円（RM4,600～RM5,700）と倍になっています。480平方メートルのアパートを借りると80,000円～90,000円（RM3,000～RM3,500）、光熱費は10,000円～20,000円（RM400～RM700）。交通費はタクシーと電車を含めて月額15,000円（RM570）。

	マレーシア	日本	違い
光熱費	RM200 (¥5,170)	¥12,000	132%
家賃	RM2,000 (¥52,000)	¥90,000	73%
交通費	RM125 (¥3,230)	¥15,000	364%
食費	RM600 (¥15,500)	¥20,000	29%
遊び	RM250 (¥6,460)	¥6,200	-5%
通信費	RM50 (¥1,290)	¥3,000	133%
外食	RM 160 (¥4,130)	¥6,500	57%
合計コスト	RM3,385 (¥87,780)	¥152,700	74%

 

 

さて、マレーシアと日本の給与を比較してみましょう： 日本の新卒の月給は190,000円～210,000円（RM7,300～RM8,000）。マレーシアの日本人の平均月給はRM7,000～RM10,000で、日本と比べるとほぼ同額です。

そのため、マレーシアでは日本と同じ年収をもらいながら、クオリティーの高いレジデンスやコンドミニアムに住むことができます。

貯蓄のために比較しやすいように、月々の家賃、光熱費、飲食費、交通費を主な支出として考えてみましょう。支出総額を集計し、毎月の総支給額から差し引きます。例えば、日本での1ヶ月の生活費の目安は14万円（RM5,000）で、20万円の給与から生活費を差し引くと6万円（RM2,300）が手元に残ります。一方、マレーシアの1ヶ月の生活費の目安はRM3000で、マレーシアの月給RM7000を差し引くとRM4000（12万円）程度が手元に残ります。

	マレーシア	日本
給料	RM7,000 ~ RM10,000 (¥210,000 ~ ¥300,000)	¥190,000 ~ ¥210,000
月々のコスト	RM3,000 (¥90,000)	¥140,000
貯金	RM4,000 (¥120,000)	¥60,000

 

この2カ国を生活費と給与だけで比較すると、マレーシアでの生活の方が経済的には有利である。生活費だけを見ても、マレーシアでは日本より64％も安く済みます。

 

 

まとめ

マレーシア移住には、たくさんのメリットがあります。生活費が安く済むだけでなく、過ごしやすい気候、温かくフレンドリーな人々、多民族でユニークな食事など、多くのことを楽しむことができます。

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