マレーシアの就労ビザ

マレーシアでの長期就職を考えていますか？マレーシアで働くためにどのようなビザを取得できるかについてまとめてみました。

ビザ発行 

就労ビザは一般的にエンプロイメントパス（EP）と呼ばれ、MYXpats Centreというマレーシアの駐在員サービスセンター（ビザの申請窓口）がビザを発行してくれます。ただし、業種や地域によってはビザ発行の許可を取得できる窓口が異なる場合もあります。 

• 製造業（Malaysian Investment Development Authority：MIDA） 
• マレーシアデジタルステータス（Malaysia Digital：MD（旧MSC））の企業、ICT企業（Malaysia Digital Economy Corporation) 
• 銀行、金融、保険（マレーシア国立銀行（Bank Negara Malaysia）） 
• キャピタル・マーケッツ （マレーシア証券委員会（Securities Commission of Malaysia）） 
• 政府契約（人事院（Public Services Department）） 
• 海洋眼経済地域委員会（ECERDC）の地域内での駐在員対象の役職 
• イスカンダル地域開発庁（IRDA）の地域内での駐在員対象の役職 

就労ビザの種類   

以下、マレーシアの一般的に発行されるビザの種類を一つずつ説明していきます。 

• 雇用パス（Employment Pass：EP） (カテゴリー１、２、３） 

• • カテゴリー１：このパスは特有なスキルや資格、豊富な経験がある方に提供されます。有効期間は５年です。 
  • カテゴリー２：このパスも特有なスキルや資格・経験を有する駐在員用ですが、カテゴリー１のEPほどスキルや経験を有しない駐在員のために発行されます。有効期間は２年です。 
  • カテゴリー３：このパスは特有なスキルを有しない方のために発行されます。このカテゴリーは有効期間がほかのカテゴリーより短く、更新の頻度も高くなります。 

• 短期間就労パス（Professional Visit Pass：PVP） 

• • PVPはマレーシアでの研修やプロジェクトなど、短期間就労のために赴任する駐在員にふさわしいです。一般的には１２ヶ月まで有効であり、更新も可能です。 

• 企業内転勤（Intra-Company Transfer：ICT） 

• • このパスは、マレーシアにある日本企業や多国籍企業（MNC）の支店、子会社に一定期間転勤する方を対象としています。 

• レジデンスパス（Residence Pass-Talent：RP-T） 

• • RP-Tは優秀な人材を対象としたビザであります。このビザはマレーシアで最低３年の就職経験が必要であり、他のパスと異なRP-Tは個人で申請手続きをするようです。 

就労関連ビザ 

• 扶養パス（Dependent Pass） 

• • 扶養パスは、雇用パスを持っている方の近親者（子や配偶者など）のためであり、EP保持者がマレーシアでの雇用期間にマレーシアに住むことができます。扶養パス保持者は雇用パスに変更しない限りマレーシアで就職することは禁止されています。 

• 長期ソーシャルビジットパス　（Long-Term Social Visit Pass：LTSVP） 

• • LTSVPは、マレーシア人の外国人配偶者を対象とするパスです。雇用パス祖取得せずにマレーシアで働けます。 

• 長期滞在ビザ（マレーシア・マイ・セカンド・ホーム：MM2H） 

• • MM2Hはリタイアした後、マレーシアに長期滞在を希望する方を対象としております。MM2Hはソーシャルビジットパスや１０年間有効ビザなど、複数の選択肢があります。このパスを持っているとマレーシアで働くことは認められていません。 

• 学生ビザ（Student Pass）

• • このビザはマレーシアに留学する学生のためであります。このパスを持つ方はマレーシアで働くことは許可されていませんが、授業・コースの一環としてインターンシップや研修などに参加することは可能です。

就労ビザの申請方法 

 RP-T以外のビザは個人で申請することは可能ではありません。マレーシア企業から雇用契約書を受け取り、その企業が代行してビザの申請をする必要があります。 

就労ビザ関連の費用はすべて企業が負担する必要であります。もし申請費用の支払いの要求があったら、詐欺の可能性があります。 

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